阪神・藤川新監督

　阪神は１５日、大阪市北区のホテルで藤川球児新監督（４４）の就任会見を開いた。今季限りで退任となった岡田彰布前監督（６６）を「大恩師」と表現した新監督。救援投手としての成功に導いた岡田さんの後継就任を「これが自然なのか不自然なのかを考えた上で、何も不自然なことがないと。これも運命なのかな」と受諾した。 ◆阪神・岡田監督、判定に抗議【写真】 　理想のリーダー像を「岡田監督」とし、「普通にやったらええ、これに尽きる。これがリーダーの仕事かなと思う」と心構えを語った。 　目指す野球スタイルについては「コーチの方たちとも来年のビジョンをまだ組んでいない。メッセージとして固まってしまった意見を述べるのは控えたい」と具体的に掲げるのは避けた。 　コーチ経験のない４４歳の抜てきについて、杉山オーナーは「２０２０年まで現役で、今いる多くの選手を直接よくご存じ。４０代半ばで非常に選手と近い。選手との距離感をこれまで以上に小さくして、一人一人の選手のさらなるレベルアップ、新戦力の台頭を見いだしながら来季のリーグ優勝を目指していただきたい」と理由を語った。 　３年契約とみられ、背番号は現役時代に代表的な番号だった２２をつけることが発表された。