FRB議長、早期利下げ慎重姿勢 「物価上昇率2%の確信まで」
【ワシントン共同】米FRBのパウエル議長は6日、議会下院の金融委員会で公聴会に出席し「物価上昇率が持続的に(目標の)2%に向かっているとの確信が深まるまで、利下げは適切ではない」と述べ、早期の利下げ開始に改めて慎重な姿勢を示した。 FRBが昨年12月に公表した経済見通しでは年内に3回の利下げを見込んでおり、市場では利下げの開始時期が焦点となっている。パウエル氏は1月の記者会見でも3月19、20日に開く次回連邦公開市場委員会での利下げに慎重な見方を示していた。 パウエル氏は「今年のある時点で利下げを始めるのが適切である可能性が高い」としつつ、経済見通しは「不透明だ」と強調。