aespa、なぜ若者世代から支持? 日本デビューでお茶の間人気獲得なるか
aespaが7月3日に日本デビューを果たした。aespaといえば、2020年に韓国でデビューして以来、現実と仮想の世界をテーマにした斬新な世界観や楽曲がヒットし、韓国のみならず世界各国で高い人気を集めてきた印象だ。特に日本では、まだ日本デビューをしていない2023年に開催されたアリーナツアー『aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN』では、『Special Edition』と題した東京ドームでの追加公演が行われるほどの人気を誇る。公演会場には、10~20代の若者の姿が多く見られ、男女ともにファンが多い印象だ。これほどの知名度と勢いがあるaespaが、日本で男女問わず若い世代に愛されている理由は何なのか? 【写真】aespa WINTER、沖縄満喫 海を背景にした美ウエスト
斬新なコンセプトと楽曲
aespaといえば、メタバースの概念を融合したコンセプトや楽曲が持ち味。デビュー曲「Black Mamba」に始まり、大ヒットとなった「Next Level」や「Savage」などは、仮想世界で展開されるストーリーについて歌った壮大なスケールの作品で、それまでのK-POPシーンにはあまりないコンセプトだった。 また、“仮想世界からREAL WORLD(現実世界)に戻ってきた”後の彼女たちの姿が描かれた「Spicy」や「Drama」、最近話題の「Supernova」や「Armageddon」などは、そのコンセプトが強いインパクトを放ちながらも楽曲自体のメロディは耳馴染みが良く中毒性抜群だ。そして、日本デビューシングル曲「Hot Mess」は、強烈なサウンドの楽曲と2000年代初期のギャルファッションを彷彿とさせるクリエイションやアニメーションなどといった日本の若者文化が盛り込まれたMVが強烈な存在感を放つ。 このような、革新的なスタイルと耳に残りやすいキャッチーな楽曲が、新しいものやトレンドに敏感な若者を惹きつける理由の一つとなっているのだろう。