観光公害を懸念し、代替地提案 米有力紙、山口と盛岡推薦
【ニューヨーク共同】なぜ2023年が盛岡市、今年は山口市だったのか―。米有力紙ニューヨーク・タイムズは世界各地の旅行先の中から「行くべき52カ所」に2年連続で、外国人になじみの薄い日本の地方都市を上位で推薦した。同紙の担当者は28日までに、既に有名な都市でのオーバーツーリズム(観光公害)を懸念し、代替地として提案したと明らかにした。 同紙によると、毎年1月に発表する52カ所は、所属記者と旅行専門のフリー記者から推薦を募り、旅行面の編集者らが現地の魅力だけでなく地域バランスやニュース性を考慮して選定する。リスト作成は前年9月に始まり、記者とカメラマン約100人が携わる。