欧州で最も隠されていた“秘密兵器”…ポルトガル守護神がPK戦で3連続ストップ!「人生最高の試合」
ポルトガル代表は1日、EURO2024決勝トーナメント1回戦でスロベニア代表と対戦し、0-0で突入したPK戦を3-0で制した。優勝した2016年大会以来のベスト8進出。PK戦でヒーローとなったGKディオゴ・コスタ(ポルト)のコメントを欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。 【動画】めったに見られない神業…PK戦開始から3連続ストップ D・コスタはチームが相手を押し込んだことで守備の機会が少なかった中、延長後半に迎えた1対1のピンチでビッグセーブを見せると、PK戦でも躍動。1人目から3人連続で止める離れ業をやってのけ、ポルトガルをあっという間に勝利へと導いた。 文句なしでプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたD・コスタは試合後、「素晴らしい感動だ。ハードな試合だった。相手が何をしてくるか分かっていたし、彼らはうまくやっていた。僕は試合中、ずっと集中力を保ち、チームを助けるチャンスを待つことができた。ボールにほとんど触れないから、こういう試合が一番難しいんだけど、ハードワークが報われたよ」と語り、1対1のセーブやPKストップについても言及している。 「延長戦で(ベンヤミン・)シェシュコのシュートをセーブした時は、やらなきゃと思っていた。彼の体の動きを読んで、チームを助けることができた」 「これはおそらく僕の人生で最高の試合だ。やるべきことをすることに集中したんだ。(PK戦は)自分の直感に従った。もちろんPKキッカーの分析もしたけど、選手は変化し、シュートの仕方も変わる。チームに貢献できてとても嬉しいし、とても興奮しているよ」 ロベルト・マルティネス監督は「ポルトガルの秘密はディオゴ・コスタだ。彼はヨーロッパサッカー界で最も隠された秘密だ。彼は今日、別次元のプレーを見せた。1対1の状況では信じられないくらい素晴らしかった。そしてPK戦では集中力とクオリティーを発揮し、3本連続でセーブした。我々は彼をとても誇りに思うべきだ」と守護神の活躍を称えた。 現在24歳のD・コスタは2019年にポルトでトップチーム初出場を果たし、2021年にポルトガル代表デビュー。2022年カタールW杯の欧州予選中にGKルイ・パトリシオ(ローマ)からポジションを奪い、本大会ではベスト8までの全5試合でゴールを守った。今回のスロベニア戦を含め、これまで国際Aマッチ通算26試合に出場している。