働きたいママを応援「子育て世代の就活フェスタ」行政には相談窓口も
九州朝日放送
出産で離職したものの、子どもが成長し再就職を考えている人も多いと思います。そんなママたちを応援しようと、佐賀県唐津市で14日、「就活フェスタ」が開かれました。 唐津市で開かれた「子育て世代の就活フェスタ」は、出産や育児で仕事から離れた人や、正規雇用を希望する非正規雇用の人たちの就職を応援しようと、佐賀県が県内4カ所で開催しているものです。 14日は唐津市で行われ、一度離職したもののまた働きたいというママたちが集まりました。 会場には、唐津市内に拠点がある銀行や小売業など14社がブースを出し、育児をしながら働いている女性の例をあげるなどして、職場としての選択をアピールしました。 でもママたちにはこんな不安も… 3児の母「子どもが2歳になる年に保育園に預けて働こうと思ったんですけど、まず保育園も空きがない状態だったので」 3児の母「子どもの体調不良だったりとか急なお休みをいただかないといけない時に、休みを取りやすいところがちょっといいなと」 佐賀県担当者「お子さんの急な発熱だったりで、急に帰らないといけなかったりすることがあるので、対応できる企業さんがもっと増えるべきだと思ってですね、県としてもワークライフバランスの推進の取り組みを進めているところです」 「就活フェスタ」は、28日佐賀市でも開催されます。 子育て中は、働きたいと思っても、子どもの発熱など不測の事態を考えるとなかなか踏み出せないケースも多いと思います。 佐賀県では、「子育て応援宣言事業所」といって、県が子育てをしながらでも働きやすい職場として企業側に登録を呼びかけ、認められれば県のHPで公開する制度があります。 また福岡県でも「ママと女性の就業支援センター」が福岡市・北九州市・久留米市・飯塚市の4カ所にあり、再就職支援の相談を受け付けています。 また昨年度から子育てや出産で離職した女性などにITスキルを学んで就職してもらおうと、オンラインでの研修から就職のマッチングまで無料で受けられる「福岡県女性IT人材育成事業」というものもあります。 昨年度は約20人が就職まで結びついたそうです。
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