神戸徳洲会、医療ミス3件目認定 薬剤投与遅れた90代死亡巡り
神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で患者の死亡が相次いだ問題で、今年1月に心肺停止状態で搬送され、血圧を上昇させる薬剤の追加投与が遅れて死亡した90代男性について、病院が医療ミスと認定したことが3日、病院への取材で分かった。患者の死亡事例など14件が国の医療事故調査制度に基づく検証や院内調査の対象で、医療ミスの認定は3件目。 病院が同日までにHPで公表した。院内調査の結果「事故ではないが、死期を早めた可能性がある」として医療ミスと認定した。 病院では昨年7月、手術後に複数の患者が死亡していたことが表面化。神戸市が翌8月に行政指導し、今年2月に医療法に基づく改善命令を出した。