ゴッホの「ローヌ川の星月夜」 南仏に136年ぶりの「里帰り」
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【6月3日 AFP】オランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)が1888年に描いた「ローヌ川の星月夜(Starry Night Over the Rhône)」が、136年ぶりに南仏アルル(Arles)に「里帰り」し、一般公開されている。 アルルにあるゴッホ関連の財団では1日から、ゴッホが現代美術に与えた影響などをテーマにした「ゴッホと星たち(Van Gogh and the Stars)」展が開催されている。 同展のキュレーターによると、アルルで1888年9月20日に描かれたこの作品は、ゴッホが2年近く熟考し、一晩で描き上げたものだという。「星空をどうしても描きたい」と思い続けたゴッホは、当時の住居から200メートルほど離れたところに描く場所を見つけた。その後夜空をテーマにした絵画を5~6枚描いたが、そこはゴッホにとって重要な作品を手掛ける場所となった。 アルルでの「ローヌ川の星月夜」の展示は8月25日まで。映像は5月29日撮影。(c)AFPBB News