熊本市役所本庁舎「桜町」へ移転建て替え 大西市長が語った理由とは?
熊本市の大西一史市長は24日の市議会特別委員会で、市役所本庁舎を桜町に移転して建て替える案を正式に示した。報道陣との主なやりとりは次の通り。(九重陽平) ─候補地を桜町に絞り込んだ理由は。 「候補地のビルは現在使われておらず、NTT西日本に売却意向があり、早く建て替えができる。中心市街地に立地し、バスターミナルに隣接する利便性の高さも踏まえた」 ─中央区役所の場所を決めるポイントは何ですか。 「区役所は多くの市民に利用される。使いやすさと交通アクセスが大事だ。区役所を本庁舎から分けた方が街のにぎわいづくりに貢献できる上、スペースの面でも検討の自由度が高くなる」 ─9月市議会に設計関連議案を提出する予定です。どのように議論を進めますか。 「合併推進債を活用するには9月が事実上の期限となる。特別委で頂いた疑問や質問に丁寧に答えていく」 「本庁舎は2度の耐震調査の結果、現行の基準を満たしておらず、災害が起きても市民生活を守れる庁舎にするよう、素早い対応が重要だ。財政の問題だけではない」