Snow Man、『FNS歌謡祭』で見せた“らしさ” 仲間を思いながらステージを楽しむスタンスとギャップ
「ブラザービート」と「EMPIRE」で見せるギャップ
また、Snow Manらしい「ギャップ」が見えたのも楽しめるポイントだったはずだ。Snow Manは「ブラザービート」と「EMPIRE」を披露したのだが、「ブラザービート」は前述した通りワチャワチャ楽しく、笑顔が溢れるパフォーマンスとなっていた。いわゆる、バラエティ番組やYouTubeの企画動画などで流れている雰囲気と近い。一方、「EMPIRE」はその雰囲気を封印。白と黒のクラシカルな衣装に身を包み、キレのあるダンスと気合いの入った歌声で楽曲の世界観を表現していた。特に印象的だったのは、彼らの表情だ。どのメンバーもカメラに鋭い眼光を向けるような表情を見せており、そのクールさに釘付けになった人も多かったのではないだろうか。思わず見入ってしまうギャップと、どんな楽曲でもパフォーマンスできてしまうスキルを見せつけていたと言えるだろう。 こうして自分たちらしいパフォーマンスをしながらも、お茶の間を楽しませたSnow Man。彼らが高い人気を集めているのも納得だ。そして、体調を万全に整えた岩本が加わった9人でのパフォーマンスを見られることも楽しみに待ちたい。
高橋梓