阿蘇火口の新たな見学エリア公開 10日オープン、火口間近に
熊本県の阿蘇山で10日にオープンする中岳第1火口の新たな見学エリアが1日、報道陣に公開された。現在の見学エリアより火口に近く、煙が立ち上る様子や「湯だまり」と呼ばれる灰色の火口湖が確認された。 新しいエリアは、既存のエリアの北西に位置する。1979年の噴火を機に立ち入りを禁止してきた場所に、地元の阿蘇市が火山ガス検知器や柵を設置。風向きなどで既存のエリアにガスが充満し、立ち入れない場合に限って使用できる。 見学希望者は、ガスの流入を防ぐよう改造したバスを利用する必要がある。市観光課は「火口の全貌が見られる唯一の場所。夏休み中の子どもたちも訪れてほしい」と話している。
