センバツ甲子園 大分商VS作新学院(栃木) 強豪校相手決意と意欲 大会第2日第2試合 /大分
◇「全力プレーで泥臭く」 10日に大阪市で開かれた第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会で、大分商は大会第2日の第2試合(19日午前11時半開始予定)で、作新学院(栃木)と対戦することが決まった。過去には全国制覇もしている強豪校を相手に、選手たちは日本一の元気を出し全力でプレーしたいと気持ちを新たにした。大会は18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【神山恵、鴨田玲奈】 新型コロナウイルスの影響で2020年大会が中止、21、22年大会の抽選会はリモートで行われた。そのため、出場校の主将らが参加する対面での抽選会は4年ぶりとなった。 抽選は同一地区や同一県の出場校が1~3回戦に対戦しないよう振り分けられ、出場校が多い関東・東京地区から始まった。九州地区は3番目だった。 大道蓮(れん)主将(2年)は九州地区代表4校の2番目に本抽選に臨んだ。各校の主将らの前で「大分商業高校1番です」と読み上げると、自席に戻ってほっとした表情を見せた。 一方、大分で抽選会の結果を待った選手たちは強豪校との対戦に意欲を示した。副主将の児玉迅(じん)投手(同)は「日本一の元気を出し、感動を与えるプレーをしたい。相手は全国的に有名で緊張すると思うが、打たせてとる自分の投球をしたい」。羽田野颯未(かざみ)一塁手(同)は「残された期間を大切にして、みんなで切磋琢磨して成長していきたい」と話した。 チームは13日に関西に向けて出発し、現地で練習試合などをして調整し、大会に臨む予定。