相葉雅紀の“人間性”を大塚明夫が絶賛「一流のアイドルは僕らと全然違う」
■連続共演で感じたお互いの印象は?
モルモットが車になった世界で繰り広げられる癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションありのストップモーションアニメ『PUI PUI モルカー』が、CGアニメーションで完全新作映画化。テレビシリーズ第1期監督の見里朝希が総監修を務め、ハイテクなAI(あい)モルカーが誕生したモルシティを舞台に、ポテトやシロモなどおなじみのキャラクターたちが行方不明のモルカ―を捜索する旅に出るストーリーを描く。そんなモルカ―の世界に登場するヒューマンキャラクターのボイスキャストとして、相葉雅紀と大塚明夫が抜てき。本作、『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』やテレビアニメ『殿と犬』で共演が続く2人に、お互いの印象やキャラクターを演じる醍醐味を語ってもらうと、大塚が相葉を絶賛する一幕が見られた。 【写真】笑顔が爽やか! 相葉雅紀のソロカット ――相葉さんと大塚さんは、モルカーにどんな魅力を感じていますか。 大塚:まず、モルカーがかわいいことが1番の根幹にあって、その中で意外とシュールだったりする世界観が大人も愛でたくなるんじゃないかなと思います。何がいいって、モルカーたちは喋らないのに表情がとても豊かに見えるところ。「言葉にしなくても伝わるよね」っていうところが魅力なんじゃないかな。 相葉:僕も、メッセージがしっかりしているから大人も引きつけられるんじゃないかなって感じます。言葉を使わずに表現するのもすごいです。 ――今回は映画化ということで、一歩踏み込んだストーリー展開が印象的でした。 大塚:そうですね。ただ、モルカーたちの世界観はちゃんとあるから、普段アニメではできないような長いお話でもストーリーに入ってちゃんと物語を楽しめる。 相葉:アニメとは別物のような、映画バージョンですよね。劇場版として、モルカーファンの皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。 大塚:子どもが見るものと思わず、ぜひ癒されに来ていただきたい。 ――本作で相葉さんは、AIモルカーを開発した、ベンチャー企業“メニメニアイズカンパニー”のCEOを、大塚さんは消えたモルカ―、ドッジの行方を捜しているニンジン農園“わいるどはぁ~と農園”の農場主を演じましたが、ご自身とキャラクターに共通点はありましたか? 大塚:庶民的なところですかね。 相葉:大塚さんが演じると、大塚さんにしか作れない魅力的な役になるので、見ていてすごいなと思います。僕の役は、あまり共通点はないかな…CEOという響きに憧れはありますけどね。 ――お互いの印象はいかがでしょう? 大塚:相葉くんは、自分の声を聞いて「これでかっこいいかな」っていう風に完結しないでちゃんと渡してくれるのですごくやりやすいんですよね。 相葉:うれしいです! 自分の声をかっこいいと思ったことがないので、そういう風に考えたことがないですね。 大塚:それが素敵なんだと思う。世の中には自分の声に酔っちゃう人がいて、僕もそういう風になるまいと日々戒めているんです。そういう風になると、自分が喋り終わったところで完結してしまうのでつながりにくくなってしまいますが、相葉くんは全くそれがない。ちゃんとキャッチボールができるので楽しいです。 相葉:大塚さんは大ベテランで、これだけたくさんの役を掛け持ちされている中で、作品それぞれの役をしっかりと作ってこられるので、そこに引っ張ってもらってますね。僕の役も委ねられるというか、何かを委ねて渡せば絶対に何かを返していただけるので、そのやり取りが楽しいなって思います。 大塚:それが楽しいか楽しくないかが、1番肝心なところじゃないかな。 相葉:そうかもしれないですね。確かに、1人で想像するよりも、大塚さんが作る役と実際に会って初めて「こういう反応なんだ、こうなんだ」っていう駆け引きができるのが楽しいです。 ――撮影現場でお話するタイミングはありましたか? 大塚:すれ違いはしましたけども、一緒に収録はできなかったです。 相葉:そうですね。でも僕は、(収録が)大塚さんの後だったので、大塚さんの収録済みの声を聞かせていただきました。