どんな団体なのか知ってる? 「日本二輪車オークション協会」の実態とは
バイク業界の縁の下の力持ち!?
バイクを購入する際に、「新車」にするか「中古車」にするかを悩む人は多いでしょう。 【画像】「日本二輪車オークション協会」の実態を画像で見る(10枚) 新車は所有したのは自分のみであるため、車両の状態について心配することはありません。 しかし中古車になると走行距離メーターの巻き戻しなどの不正行為について確認するのが難しいため、心配という人もいるでしょう。 そんなバイクユーザーの不安を払拭するために活動しているのが、「日本二輪車オークション協会」という団体。いったい何を、おこなっている団体なのでしょうか。
一般社団法人 日本二輪車オークション協会(以下、JABA)は、1992年2月に設立され、2013年2月に一般社団法人化された団体で、二輪車オークションでの流通をおこなう企業や団体で構成される、二輪業界団体です。 JABAでは、二輪車オークションでの中古バイクの走行距離メーターにおける異常情報の開示および盗難バイクの照会を中心に、流通の健全な発展と社会および公共の利益に寄与することを目的に活動しています。 オークション会場に流通する車両の中には、故障などの理由で走行距離メーターが交換されていたり、意図的に巻き戻しをされているケースがありますが、流通する中古バイクの履歴をすべて確認することは極めて困難なことです。 そこでJABAでは、13あるオークション会場の「いつどこで」、「走行距離が何㎞だったか」といった流通の履歴をデータベース化した「二輪車走行距離管理システム」を、2003年6月にスタートさせました。 これにより、オークション会場に流通する車両の走行距離メーターの巻き戻しなどの情報を照会できるようになっています。 他にも、盗難届けが警察に出されている車両が、オークション会場に流通してしまうケースも少なくありません。そこで警察の協力のもと、全国の盗難車両の情報をベースに、オークション会場に流通するバイクが盗難車であるか否かを確認できる照会回答業務も実施。 これは、2005年8月から導入された「盗難車両検索システム」というもので、盗難車両の市場への二次流通を未然に防ぎ、被害の早期回復を目的に東京公安委員会より、盗品売買等防止団体の承認を受けてスタートさせています。