春日部消防署が東中学校生徒と教諭に感謝状 初期消火に貢献
春日部市樋堀で10月23日に発生した建物火災で初期消火を行った東中学校生徒と教諭6人が12月20日、同中学校で表彰された。(春日部経済新聞) 【写真】有馬柊汰さん(2年生) 表彰されたのは、生徒の有馬柊汰さん(2年生)、渡邊颯助さん(同)、教諭の石塚雄斗さん、山田和人さん、鈴木悠斗さん、名取直哉さん。 サッカー部に所属している有馬さんと渡邊さんが部活を終え下校していた時に、物置兼車庫に駐車してある車の下が明るくなっているのに気付いた。確認したところ、物品が燃えていたため学校の教諭に知らせた。石塚さんが現場を確認して119番通報し、山田さん、鈴木さん、名取さんが学校の消火器で消火を行った。初期消火が功を奏しほかの建物への延焼はなかった。 渡邊さんは「焦げ臭くて煙が見えた。火元を見つけて学校に戻り、先生に知らせた」と振り返る。有馬さんは「感謝状をもらいうれしい。今後も同じようなことがあったら頑張ります」と話す。 春日部市消防本部の市川和幸消防署長は「早期発見と初期消火のおかげで大きな被害が出なかった。感謝の意を表したい。今後も万が一このような事態に出くわした場合も、このように行動をしていただけたら」と話す。
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