自民党総裁選が告示、県関係国会議員の動向は…5人のうち3人が明言せず 残る2人は支持者の出陣式に
12日告示された自民党総裁選で、鹿児島県関係の同党国会議員のうち2人が石破茂元幹事長の推薦人名簿に名を連ねた。3人は支持動向について明言しなかった。 【写真】総裁選での鹿児島関係国会議員の動きを一覧で分かりやすく
石破氏の推薦人となった小里泰弘氏と保岡宏武氏は東京・永田町の自民党本部であった出陣式にそろって出席。「正々堂々と戦い勝ち抜こう」と気勢を上げた。 保岡氏は「党改革の姿勢に共感した。鹿児島にとって重要な防衛、農業、地方創生という政策の柱が決め手になった」と語る。小里氏は「支える態勢が整い、士気も高い。石破氏の原点は地方。力を合わせて日本を前に進めるために頑張りたい」と話した。 自民党総務会長を務める森山裕氏は支持動向について「立場があるため、私は最後まで何も言わない方がいいと思う」と語った。 宮路拓馬氏は、支持していた野田聖子元総務相が20人の推薦人を確保できず11日に総裁選への立候補を断念。野田氏は小泉進次郎元環境相の推薦人に回った。宮路氏はどの候補の出陣式にも出席せず、「前日に不出馬が決まったばかり。できるだけ早く支持する候補を決めたいが、もう少し頭を整理したい」とした。 野村哲郎氏は選挙管理委員を務め推薦人になれない。12日は党本部での所見発表演説会で立会人を務めた。支持に関し「立場があり軽々に話すことができない」とする。所属していた派閥(平成研究会)の会長だった茂木敏充幹事長に一票を投じる見込み。
党本部によると、尾辻秀久参院議長は自民会派を離脱しており国会議員としての投票権はない。
南日本新聞 | 鹿児島