[MOM968]明治大MF鷲見星河(4年)_ボランチ挑戦で得点力開眼
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [7.13 関東大学L1部第10節 東京国際大1-1明治大 東国大G] 【写真】「マジで美人」「可愛すぎてカード出る」現地観戦した女子アナに称賛集まる この日はチームを救う同点弾になった。前半終了間際の失点で1点ビハインドで折り返した明治大は、後半に猛攻を仕掛ける。しかしMF中村草太(4年=前橋育英高/広島内定)の1対1や、FW真鍋隼虎(3年=名古屋U-18)の決定的なヘッドが防がるなど、なかなか得点を奪えずにいた。 ただ後半42分、明大はカウンターを発動すると、左サイドからMF熊取谷一星(4年=浜松開誠館高/東京V内定)がクロス。DF桒原陸人(2年=G大阪ユース)が合わせたヘッドは左ポストを叩いたが、跳ね返りをMF鷲見星河(4年=名古屋U-18)が左足ボレーで蹴り込んで、スコアをタイに戻した。 「大胆にシュートを打つプレーが必要なのかなと思っていた。(得点シーンは)カウンターみたいな感じで、自分もこれはチャンスだと思って走り込んだ。たまたま自分の前にこぼれてきたので、あとは思い切って振り切りました」 ボランチへの挑戦が、得点力を呼び起こしている。小学生までは攻撃的なポジションでプレーする選手だったという鷲見だが、ここまでは主にDFラインでのプレーを主戦場としてきた。しかし今季は立ち上げ直後の練習試合でボランチに欠員が出たことで急きょ鷲見が抜擢されることになった。 すると最初は戸惑うことも多かったが、やって行くうちに徐々にポイントを掴めるようになったという。先日行ったアミノバイタルカップ決勝でも、後半45分に優勝を決定づけるゴールを記録。「自分の特長だったり、思い切ったプレーができるようになってきた」。この日の公式戦2戦連発となるゴールは、自信を確信に変えたに違いない。 「ボランチ挑戦は自分の成長であったり、今後に繋がると思ってやっている。もともと攻撃は好きでもあるので、素直に楽しい。どんどん挑戦していきたいです」 今季も明治大は現時点で4年生5人のJ1クラブ入りが内定している。「同期としてやってきた仲間として素直に嬉しい気持ちもありつつ、自分ももっと頑張らないとという気持ちです」。鷲見も当然、続きたいと考えている。 ただまずは目の前のことに集中したいとも強調する。「明治でやっているすべてが将来に繋がってくると思う」と話すと、「アミノバイタルを優勝したからといって、まだ何も成し遂げていない。自分たちが目指しているものはもっと高い位置にある。まずはリーグ戦。ここ3戦は引きわけで終わっているので、来週のリーグ戦に向けて、全員の矢印を揃えていきたい」と力を込めた。