【若駒ピカイチ】アイルランド産プリティディーヴァ伸びしろ十分 ルメールも高評価
◆プリティディーヴァ(16日、東京新馬、芝1400メートル)=美・田中博、牝、父キングマン、母アシュアランス、母の父テオフィロ 《戦評》好スタートを切って2番手をキープ。残り300メートルから逃げた内のアンジュオスリールと外のダノンブランニューと追い比べになり、クビ差で勝利を飾った。着差(クビ)以上に余裕がある勝ちっぷりだった。 《血統》アイルランド産馬。NHKマイルC優勝馬シュネルマイスターと同じ父で、叔父に仏2歳GⅠクリテリウムドサンクルーを制したギアアップがおり、早期から活躍できる血脈だ。また、同じ父の産駒スパークリングプレンティが16日の仏オークスを制しており、中距離もこなす可能性がある。 《将来性》センスがよく、勝負根性も見せた。「切れるというよりも、ジワジワと伸びる感じだった。気持ちがすごく真面目で伸びしろもある」とルメール騎手は高評価。折り合い面に不安がなく、使いながら瞬発力も備わってきそうなタイプ。秋の重賞戦線で楽しみな素材だ。(片岡良典)