熊本市電、また信号無視で走行 九州運輸局の改善指示後、2件目
熊本市交通局は9日、路面電車(1両編成)が信号を無視して走行したと発表した。乗客乗員2人にけがはなかった。市電では今年、脱線事故など運行トラブルが相次ぎ、9月に国土交通省九州運輸局から改善指示を受けたが、10月2日にも信号無視を起こしていた。交通局は「厳粛に受け止めている。再発防止に取り組みたい」と謝罪した。 交通局によると、9日午前6時20分ごろ、上熊本発健軍町行きの電車が交差点を赤信号で停車中、追加で左折の青信号が出たのを誤認し、直進した。50代の男性運転士は「信号を確認したが見落とした」と説明している。目撃者から交通局に電話で連絡があった。