9年ぶりアルバムリリースのtoe、山嵜廣和に聞く「モンゴルのフェス」 ステージは大草原!
9年ぶりにオリジナルフルアルバムをリリース!
toeは9年ぶりとなるオリジナルフルアルバム『NOW I SEE THE LIGHT』を7月10日にリリースした。番組では、収録曲の『LONELINESS WILL SHINE』をオンエア。 タカノ:toeらしさを保ちつつ進化していて、美しいアルバムだなと感じました。 Celeina:まずは、アルバムのコンセプトから伺いたいです。どういった工程で作っていったのでしょうか? 山嵜:いつもコンセプトみたいなのはあまり決めていなくて、アルバムを作ろうと決めました。今回は9年も間隔があいているので、まず発売日を先に決めて、それに向けて制作しました。 タカノ:前作(『Hear You』)との違いはありますか? 山嵜:作り方はそんなに変わっていないんですけど、前はデモテープを作って、バンドみんなでやってみるみたいな感じで録っていたんです。ただ、毎回あまり時間がなくて、デモテープができた次の日にレコーディングみたいな感じだったんですね(笑)。他のメンバーが何をやるのか、いまいちよくわからないまま収録することが多かったので、今回はある程度バンドでやってみて行ったり来たりする、みたいなことをやりました。 タカノ:そうやって作っているんだと知れて嬉しいです!
やりたい音楽のために本業に就いた
toeのメンバーはそれぞれバンド活動以外の本業に就いている。 Celeina:山嵜さんはインテリアデザイナーをされているんですよね。 タカノ:ギターの美濃隆章さんがレコーディングエンジニア、ベースの山根さとしさんがファッションデザイナー、ドラムの柏倉隆史さんがセッションアーティストということで。それぞれが別のフィールドでもご活躍されています。 Celeina:バンドとして第一線で活躍されていますけども、本業とバンド活動をわける経緯があったのでしょうか? 山嵜:バンドってお金にならないと思うんですよ(笑)。食っていくほどお金が入ってはこないので、食うに困ると自分の表現活動にも影響が出る気がするんですよね。それに、自分の家族を養うためには、少しでもお金は必要じゃないですか。音楽にも「こうやったらもうちょっと売れるんじゃないか」とか「こんなのが流行っているからこんな感じにしましょう」みたいな思惑が入っちゃう気がして。音楽って個人的なものなので、純粋に自分がいいなと思う音楽をやるには、自分としては「他に収入源があったほうがやりやすい」と思いました。 Celeina:「好き」にストイックなんですね。 タカノ:アーティストとしてすごく大事なことですね。toeがtoeである所以ですよね。toeの音楽は世界に届いていますから。 山嵜:インターネットがあってよかったです。 toeの最新情報は、公式サイトまで。 アーティストがスタジオに生出演し、トークと音楽をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。