善意につけ込む偽情報 震災時に…なぜ投稿? SNSで「悲劇の現金化」が… 記者も実践! ウソを見極める方法とは【#みんなのギモン】
■偽情報がパニックを引き起こす可能性も…
さらに、偽情報が人々のパニックを引き起こす可能性もあります。 2016年の熊本地震では「近くの動物園からライオンが放たれた」と、街を歩くライオンの写真が投稿され、拡散されました。しかし、これは偽情報で写真も熊本ではありませんでした。投稿者は偽計業務妨害容疑で逮捕されました。
■記者も実践! ウソを見抜く方法とは?
手口が巧妙で見極めが難しくなっていますが、私たち記者が「偽の投稿を見抜く」ために気をつけているポイントがあるので、お伝えします。 ★プロフィル欄を見る 海外のものとみられるアカウントが、このような投稿をしているケースもあります。海外から日本の投稿を引用し、情報を拡散していることがあります。確認してみましょう。 ★投稿されているメッセージをそのまま検索にかけてみる コピーしたものであれば、わかる可能性があります。 ★そのアカウントの前後の投稿を調べる 住んでいる地域、普段の行動などを、今の状況と照らし合わせ、不自然ではないかを見ます。 ★投稿へのコメント欄を見る 「これは偽情報ではないか」と誰かが指摘していないか確認しましょう。 ★政府機関や警察、消防のような公的機関の情報と照らし合わせる 情報が食い違っていないか、見てみることも大事です。 ◇ 本来、SNSは災害時の支援に役立つはずです。SNSでの偽情報を完全になくすことは難しいことです。でも、偽情報を受け取った側が、拡散を防ぐことはできます。 (2024年1月5日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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