前半３９分、判定に抗議する横浜ＦＭの選手たち（カメラ・今成　良輔）

◆アジア・チャンピオンズリーグ　▽準決勝第２戦　横浜ＦＭ―蔚山（２４日・日産スタジアム） 　初のＡＣＬ決勝進出を狙う横浜ＦＭは準決勝第２戦で蔚山（韓国）と対戦し、３―２で前半を終えた。 　敵地での第１戦に０―１で敗れたため、９０分間での勝ち上がりには２点差以上の勝利が求められる一戦。豪雨の日産スタジアムは前半から両チーム合計５ゴールの乱打戦となった。 　前半１３分、右クロスがＭＦナム・テヒに当たったボールに反応したＦＷ植中朝日が先制点。２１分にはＦＷアンデルソンロペスが左足の技ありシュートをゴール右へ決め、２戦合計２―１と勝ち越しに成功した。さらに、３０分には敵陣でボールを奪った流れから植中が右足の強烈ミドルシュートを突き刺し、チーム３点目を奪った。 　だが、同３６分には相手右ＣＫからＭＦマテウスサレスにヘディングで１点を返された。さらに、同３９分にはＤＦ上島拓巳が自陣ペナルティーエリア内で相手の突破を防ごうとスライディングした際にボールが手に当たり、一発退場した。 　直後に相手にＰＫを決められ、２戦合計３―３に追い付かれた。前半アディショナルタイムには蔚山ＭＦイ・ドンギョンの強烈シュートがクロスバーに直撃。数的不利で猛攻を受ける中、前半を終えた。