県警の不祥事を巡り、県議会で強い調査権のある百条委員会の設置を求める決議案が提案されました。 　【県民連合・宇都恵子議員】 「県警察に対する県民の信頼回復を目的として、調査をなすための特別委員会の設置を求めます。」 　県警の不祥事を受けて県議会では百条委員会の設置を検討しましたが、各会派の意見が一致せず、現時点での設置は見送りとなっています。 　県民連合は25日決議案を提案し、司法権に関するものを除き不祥事の要因や再発防止策の実効性などを調査するとして、改めて百条委の設置を求めました。 【県民連合宇都恵子議員】 「第三者目線で問題を洗い出すこそが、全ての県民の利益に資すると私たちは信じています」 　県警は不祥事の再発防止策として改革推進委員会の設置を柱の１つとしていて、野川本部長ら警視正以上で防止策の進捗管理や見直しを行うとしています。 【公明党県議団　松田浩孝議員】 「県警の改革推進状況等について調査するとともに、その達成度を確認する鹿児島県警察改革推進特別委員会の設置を提案致します」 　公明党県議団は地方自治法第１００条に基づく調査権のない特別委員会の設置を提案しました。 　県警の取り組みを調査するなかで県警に不誠実な対応があった場合は、委員会に１００条に基づく調査権の付与を求めるとしています。 　県議会はあさって、２つの決議案などの採決を行う予定です。