何か関係はある? 偉人の名前が付けられた「ナポレオンミラー」の正体とは
ナポレオンの名前が由来の、革命的なミラーとは!?
日本のタナックス社から販売されている、ナポレオンミラー。 「ナポレオン」という言葉を聞くと多くの人は、かの有名なフランスの皇帝、ナポレオン・ボナパルトを想像すると思います。 【画像】皇帝ナポレオンのようなミラー!?「ナポレオンミラー」を画像で見る(10枚) ナポレオンは革命家と呼ばれ、1804年にナポレオン一世として即位した皇帝。そんな名前が付けられたナポレオンミラーは、このナポレオン・ボナパルトが由来となっています。 ナポレオンの名言とされる「余の辞書に不可能の文字はない」という言葉にちなみ、どんな車種にも取り付けられることを目標に開発されました。 では、ナポレオンミラーにはどのような特徴があるのでしょうか。
ナポレオンミラーは、長年多くの人から愛され続けてきたカスタムパーツのひとつで、どんな車種でも取り付けることが可能です。また種類も豊富なため、自身のスタイルに合わせて、さまざまなデザインを楽しむことができます。 ナポレオンミラーを販売しているタナックスによると、ミラーの鏡面部には3種類がラインナップされており、それぞれ特徴や性能が違います。 まず1つ目は、独自開発された「波長感応型防眩鏡」で、眩しい光をカットすることができるレイセーブ鏡、そしてファッション性の高いさまざまな車両にマッチするブルー鏡、ミラーの種類によっては純正ミラーよりも広い視野を得ることができるアルミ鏡です。 また、ナポレオンミラー全体に共通として歪みが少なく、ギラツキを抑えるための処理がおこなわれている鏡を使用。純正ミラーよりも広い範囲を確認できる点も魅力です。 視界を広く保つことで情報を多く取得できることから、取り換える事で安全性も向上。他にも、純正ミラーと比べてコンパクトなサイズとなるため、風の抵抗の減少も期待できます。
そんなナポレオンミラーの中でも、旧車好きの間でよく知られているのがクラシカルな雰囲気の「クロス2」。そして、他のラインナップとしては、「カウリングミラーリブラ3L」は、スタイリッシュなデザインで、取り付け可能な可動域が広い事が特徴です。 人それぞれの好みやスタイルに合わせて、位置を調整することが可能な上に衝撃緩和機構も備えられており、何かに接触した際に衝撃を緩和してくれる「ショックスルージョイント」を採用。スポーツバイクのような速度の速いバイクでも、安定した働きを得ることができます。また取り付けのみでメンテナンスが不要な点も、魅力と言えるでしょう。 モダンなスタイルの「シャークミラー5」は、主な部品部分に金属が使用されており、さまざまな使用方法に耐えられる高耐久性金属ミラー。 一方で、主要ボルトにはステンレスが採用されており、錆びにくくなっている点も特徴のひとつです。さらに、カウリングミラーリブラ3Lと同様の、衝撃緩和機構も備えられています。 そして丸い形が特徴の「バレンネオミラーC」は、ひと昔前を彷彿とさせるレトロモダンなスタイルが人気。ミラーの調整できる範囲が広く、さまざまなジョイントが使用されているため、視界が合わせやすくなっています。また、広角鏡が採用されているため、視野を広く保つことも可能です。 ちなみに違法ではあるものの、過去にはクルマ用のナポレオンミラーも存在していたようで、「汎用ドアミラー」と呼ばれ当時は人気でしたが、その後、日本車の機能が発達したことにより消滅していきました。
Peacock Blue K.K.