沖縄初 市営住宅の入居、40歳未満の若年者優先に 家賃は2~3万円 宮古島
宮古島市は17日、民間賃貸住宅家賃の高騰などで若者らが住宅に困窮している状況を改善しようと、市営住宅の空き部屋10戸の入居者を18歳以上39歳以下から募ると発表した。10戸は先着順で、原則1年(延長で最長3年)入居することができる。同事業は国の制度「地域対応活用計画」を活用し若者が入居しやすいようにした。県内市町村では初の実施となる。 地価が500倍も! 宮古島バブル〈 伊良部大橋開通でホテル急増 熱島・沖縄経済〉
市によると、市街地の市営住宅の競争は激しいが、郊外部では空き部屋もあるという。今回、募集するのは城辺福嶺市営住宅(1戸)と城辺福里第2市営住宅(6戸)、城辺新城市営住宅(2戸)、上野第2市営住宅(1戸)。主な条件は市に住民登録や本籍のある人、市に親族がいる人で市内への移住を希望する人など。家賃は市営住宅条例が定める額で、2万~3万円。申し込みは17日から。 同日、市役所で記者会見を開いた嘉数登副市長は「民間の住宅の賃料などが高騰し、若者が実家を出ることができないなどの実態を聞いた」と強調。「既存のものを実情に合わせてどのように活用していくのかが大切になってくる。ぜひ多くの人に関心を持ってほしい」と語り、活用を呼びかけた。同事業に関する問い合わせは、市営住宅指定管理者の住宅情報センターへ。 (友寄開)
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