松山英樹、POシリーズ連勝なるか ポイントランク3位で第2戦へ
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、BMW選手権が22日、米コロラド州のキャッスル・パインズGC(8,130ヤード・パー72)でスタートする。 注目はもちろん松山英樹だ。前週の初戦、フェデックス・セントジュード選手権をポイントランク8位で迎えると、初日から「65」「64」「64」をマークして後続に5打差をつける独走態勢に。最終日は後半12番からの4ホールで4つ落として一時逆転を許したが、上がり2ホールのバーディで「70」とし、通算17アンダーで今季2勝目、節目のツアー通算10勝目を手にした。 11年連続進出のプレーオフシリーズで初優勝を飾り、ポイントランクはスコッティ・シェフラー(米)、ザンダー・シャウフェレ(米)に次ぐ3位に浮上。今週も好調をキープできれば、最終戦のツアー選手権(29日~)を年間王者が狙える好位置で迎えることができる。ランキング4位のコリン・モリカワ(米)と同組で回る初日のプレーから目が離せない。 ポイントランクは5位にローリー・マキロイ(北アイルランド)、6位にウィンダム・クラーク(米)、7位にルドヴィク・オーバーグ(スウェーデン)、8位にサーヒス・シーガラ(米)、9位にパトリック・キャントレー(米)、10位にイム・ソンジェ(韓)と続く。なかでもキャントレーは開催コースこそ違うものの、21年、22年大会で連覇と今大会を得意としている。 また、昨年覇者のヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)も台風の目となりそうだ。今季はレギュラーシーズン未勝利でポイントランク57位に低迷していたが、初戦で松山を追い詰めて2位タイに入り、ランキング16位にジャンプアップ。2年連続の年間王者戴冠へ確実に調子を上げており、今週も優勝争いに加わってくる可能性は十分にあるだろう。 今大会にはポイントランク上位50人が出場し、ツアー選手権は30人に絞られる。最終戦の「出場枠」をかけた争いにも注目だ。 ■プレーオフシリーズの仕組み レギュラーシーズン終了時のポイントランク上位70人が初戦のフェデックス・セントジュード選手権に出場し、同大会終了後の上位50人が第2戦のBMW選手権に進む。最終戦のツアー選手権には第2戦終了時の上位30人が進出し、ランク1位が10アンダー、2位が8アンダー、3位が7アンダーとスタート時にハンデが与えられる。優勝者はボーナスの2,500万ドル(約36億7000万円)と5年のシード権を手にする。