日光のゴルフ場跡地に切断遺体、会社役員の男に懲役3年6月判決…死亡の経緯は未だ不明
栃木県日光市のゴルフ場跡地で2022年1月、成人男性の切断遺体が見つかった事件で、死体損壊・遺棄罪などに問われた東京都足立区、会社役員の男(65)に対し、宇都宮地裁(古玉正紀裁判長)は9日、懲役3年6月(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。
起訴状などでは、男は仲間と共謀し、20年2~8月頃、スーツケースなどに入った切断遺体を車で都内から栃木県に運び、日光市内の民家で遺体の一部を切り取るなどしたとしている。また、21年12月中旬頃には、遺体の入ったスーツケースなどを同市内のゴルフ場跡地に遺棄したなどとしている。
男が事件を主導する立場だったとされ、共謀した男2人はいずれも死体遺棄罪などで有罪判決が確定している。一方、遺体の身元は現在も判明していない上、死亡した経緯も明らかになっておらず、県警が捜査を続けている。