「間に合って良かった」 故障で離脱の杉浦悠太が地元で復帰
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(25日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71) 【画像】<レッスン>「惜しい!」をなくすパタ練 賞金ランキング3位につける杉浦悠太が、途中棄権した8月下旬「KBCオーガスタ」以来5試合ぶりにツアー復帰する。プロ初優勝を挙げた7月「日本プロ」で痛めた右ひじ痛は「すごくいい状態になった」とようやく回復。「この試合に間に合わせたいと思っていたので良かった」という愛知県の地元大会へ、万全の状態で臨めそうだ。 プロ初優勝の陰で、杉浦を襲った急変。「初日の朝、起きた時に(右ひじが)痛いなと」。起床時を除いては違和感なくプレーできていただけに「こんな痛みになるとは思っていなかったので、びっくり」と振り返る。 日本プロ翌週の「セガサミーカップ」は初日スタート前に欠場を強いられ、しばらくクラブを握れない時期が続いた。3週間のオープンウィークを挟んだ8月「横浜ミナト チャンピオンシップ」(59位)も「まだ痛みが残っていた」という。
離脱中にはケアのほか、「ひじに負担がかからないように、肩とかを使えるスイング」へシフト。2週前の「ANAオープン」はエントリーし、練習ラウンドもこなしたが、「この試合に出たかったので無理をしなくてもいいのかなと。まずは確実に治すことを優先させた」と出場を取りやめた。 プロ2年目のシーズンは開幕戦から5試合連続トップ10に入り、日本プロの優勝で賞金ランキングはトップに約770万円差の2位に浮上した。現在はツアー離脱が響き、9月に3勝を重ねた平田憲聖に約4146万円差の3位につけている。「後半戦は1試合勝つだけで、今までの2試合分くらいもらえる大きな試合もある。毎試合、少しでも上に行けるように頑張るだけです」。満を持して臨む地元大会を、遅れを取り戻すきっかけとしたい。(愛知県みよし市/塚田達也)