『M-1』ベストアマチュア賞受賞! 日本一の大学生漫才師・ナユタ「就活はできないです。お笑いが楽しすぎます」
昨年末、『M-1グランプリ2023』(テレビ朝日系)で、学生お笑い出身の若き漫才師、令和ロマンが、大会史上最多となる8540組の中で頂点に輝いた。 アツかったのはテレビ放送された決勝だけではない。ファイナリストの席を争って火花を散らした予選も、かつてないほどの盛り上がりを見せた。特に今回は、令和ロマンをはじめとした学生お笑い経験者や20代の若手漫才師らが大きな存在感を放った。 その中でもひときわ目立ったのは、現役大学生ながら準々決勝に進出し、ベストアマチュア賞にも輝いたナユタだ。そんな彼らに、今回の『M-1』の感想から、お笑いへのアツい思いを聞いた! * * * ■最初から狙っていたベストアマチュア賞 ――まずはベストアマチュア賞おめでとうございます! ふたり ありがとうございます! ――『M-1』には2回目の挑戦(一昨年は2回戦敗退)でしたが、準々決勝に進出し、ベストアマチュア賞も獲得。エントリーした際はどこを目指していたんですか? おのはら(以下、おの) 正直、ベストアマチュア賞を狙っていました。 ホリコシ(以下、ホリ) まさか本当に獲(と)れるとは思ってませんでしたけど......(笑)。 おの ただ、一番やりたかったのは、僕らが一番強いと思っている「右腕」というネタを、『M-1』公式YouTubeに上がる3回戦の動画で出すことでした。 ホリ 自分たちで映像を出すこともできたんですけど、どこにも出さずに3回戦の動画に出せば話題になってくれるんじゃないかと思ったんです。 ――実際、3回戦の動画がバズってナユタを知った方が多いと思いますが、あれ、計画どおりだったんですか! ホリ そのために、1回戦の会場でナイスアマチュア賞(*)は辞退したんです。ナイスアマチュア賞を獲ると動画が上がっちゃうので。 【*】ナイスアマチュア賞......『M-1』1回戦で、MCが特に印象に残ったアマチュア1組に授与する賞で、ネタ映像がYouTubeで公開される。さらにすべての予選を通して、最も上位に進出したアマチュアが「ベストアマチュア賞」に輝く おの 「3回戦までどこにも出さないぞ」って決めて。 ホリ 結果、自分たちでもおもしろいと思って作ってやっていましたけど、こんなにおもしろいとは(?)。反響が大きくて驚きました。 ■3回戦のネタ「右腕」の作られ方 ――ネタはどのように作っているんですか? ホリ ふたりで話し合いながら作ってますね。どっちかがポロッと言ったことをふたりで広げて、っていうのを繰り返して。 ――ふたりで膝を突き合わせて、ノートに書いて? ホリ いや、口頭で作ることが多いです。 ――口頭で!? ホリ おのはらは覚えるのが早いので、口でやっても覚えられるんですよね。 おの でも本番の直前じゃないと作れないです。 ホリ だからライブの前に1、2時間くらい早く集まって、「今日は新しいネタを作るか」って。 ――ええ!? おの できるときもあるし、諦めるときもあります。 ――今日、この後ライブがあるそうですが......。 おの まだ決まってないです。 ホリ 作らなきゃ......。 ――ちなみに、3回戦のネタ「右腕」はどのように?