『M-1』ベストアマチュア賞受賞! 日本一の大学生漫才師・ナユタ「就活はできないです。お笑いが楽しすぎます」
ホリ 年にもよるんですけど、新入生は100人くらい入りますね。その後徐々に減って4年生になる頃には学年30人くらいになります。 ――その中でおふたりが組んだきっかけは? ホリ もともと仲がいい集団の中のふたりで。大学お笑いはいろんな人と複数コンビを組むのが普通なんですけど、1年生の頃はおのおの別で組んでて、2年生になるくらいのタイミングで「そういえば僕らふたりでやってないね」って組んだ感じです。 おの 組んだときは特に目標とかはなかったです。そしたら意外と結果が出て。 ホリ 本当に小さな学生お笑いのライブですけど、1位になったりとかね。 おの 学生お笑いって、出るのも見るのも学生芸人っていうのが基本なんですけど、最近は、普段プロのライブを見てるような人たちも学生お笑いを見に来るようになってきています。 ホリ ライブを見て、ほかの学生芸人やサークルを知り、学生お笑い全体のファンになる方が増えている印象です。 ――昨年の『M-1』で学生お笑い出身の令和ロマンが優勝しましたが、見ていてどう思いましたか? ホリ 僕らが所属しているLUDOと令和ロマンさんが所属していた慶應義塾大学お笑いサークルO-keisは仲がいいので、めちゃくちゃ応援していました。トップバッターで名前が呼ばれたときは「ああ......」って思っちゃったんですけど、そこから優勝して。ネタも、どこか学生お笑いっぽさがあるというか。僕らは今まさに学生お笑いに身を置いているので、あの舞台に立ちたいな、とより強く思いました。 おの 僕、人生で夢があるとしたら「『M-1』の決勝に行くこと」っていうのがずっとあったので、見ながらすごくアツくなりましたね。 ホリ 僕も一緒です。あっちから『M-1』を見てみたいって。 ――今、大学3年生の冬で、周りは就活モードですよね。 ホリ 周りは就活してますね......。僕は就活してないですね。できないです。お笑いが楽しすぎます。ウケたときのブワーッて感じがやっぱりたまらないんですよね。 おの たぶん僕、一般企業に入ったら死んじゃいます。お笑いサークルに入った時点で終わりなんです。今はライブに出るのが就活です。 ――確かにライブに出て、事務所に声をかけられるのは、ある意味で内定ですからね! おの 内定もらえたらうれしいね。 ホリ そうだね(笑)。 撮影/鈴木大喜