NMB48安部若菜「小説って、完成まで本当に長い時間がかかるんです」/「アイドル失格、始まります」#4
NMB48・安部若菜による小説『アイドル失格』の実写ドラマが、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて2024年1月13日(土)より放送中。NMB48・山本望叶が主演を務め、作中のアイドルグループ「テトラ」のメンバーはNMB48の川上千尋、上西怜、泉綾乃が演じる。原作の「アイドル失格」は、安部若菜が書籍編集者に直接プレゼンをして、実現した企画だという。その書籍執筆当時、発売に向けて日々奮闘する2022年に綴った日々を振り返る短期集中連載「アイドル失格、始まります」をお届けします。 ■#4「終わらない執筆作業 」2022年08月04日 【写真】トランプ柄をあしらったMV用の衣装に身を包んだ安部若菜 今日はNMB48でミュージックビデオの撮影をしていました! 今回のMV撮影は、 前日の18時~22時にダンスを覚えて そこから2時間移動してホテル泊 当日7時~メイクや撮影を始め、22時に終了するというスケジュールでした。 終了後、2時間移動してホテル着で、終わりです! 前回のMVは朝4時から夜中3時まであったので、今回は優しいスケジュールでした。 アイドルのMVのスケジュールも中々細かくは知る機会がないと思いますが、私は小説のスケジュールにも驚きました。 実は『アイドル失格』一応書き終えてはいるんです! (※2022年の)6/10の〆切でなんとか結末まで書き上げ、長かった執筆期間が終わった!!! と思ったのも束の間… 編集の方からのアドバイスや誤字脱字などの細かい指摘を踏まえて物語を書き直しました。 この時、時系列をごっそり変えたり、キャラクターの細かい設定を書き足したり、結構な変更をしました。 その改稿が(※2022年の)7/20〆切で、今度こそ終わった! とはならず、次はここから10月にかけて「校正」があります。 小説って、完成まで本当に長い時間がかかるんだなと改めて驚いています。 ここからは、実際のレイアウトになった原稿(ゲラ)をプロの校正者にチェックして頂き、文章の修正をしていきます。 私は校正のことは全く分からず、 昔見ていた、石原さとみさんが主演のドラマ『校閲ガール』みたいな感じなのかしら…と想像したりしてドキドキしています! 全工程が未知なので、全部を楽しみながら小説を書いています。 今後校正のことについても書いていきますので、完成までの道のりをぜひ見届けてください! ==安部若菜 (あべ・わかな)== 大阪府出身、NMB48のメンバーで、現役大学生。 性格は内向的で、小さい頃は友達が出来ず、本が友達な幼少期を過ごす。 毎日図書室に通い、1年で100冊程の小説を読んでいた。特に好きな本は、自分の想像力次第で世界が広がるファンタジー小説が好きで、小学生の頃の愛読書はミヒャエル・エンデの『はてしない物語』。本を読み続ければ、いつか本の世界に入れると本気で信じていた。 中学、高校と進学するも、学校に行かなくて済む方法を考えながら日々過ごしていた。アイドルなら学校に行かなくて済むのではないかという考えと、アイドルが好きだった憧れからオーディションを受け、2018年1月、NMB48に合格する。 小説、落語、投資と様々なジャンルで積極的に活動の幅を広げており、今後も”100通りの楽しみ方ができるアイドル”として活動中。