「ゴキブリ2000匹と激闘」清掃芸人が見た驚く光景。引っ越してもまたごみ屋敷…再発をどう防ぐか
僕らのコンビって月1回しかライブをやってなくて、もう完全にお笑いから外れかけていたんですよ。それを滝沢さんに首の皮一枚をつないでもらった。もう頭が上がらないし、僕にとってのお師匠です。 落合:僕ももう40歳なので、いろんなことを考えるじゃないですか。そんなときに滝沢さんが「芸人を辞める理由よりも、やれる理由を探したほうがいいよ。そのために前向きに進んだほうがいい」みたいなことを言ってくれて救われたというか。
それこそ「片付けの団体とか作ってみたらどう? それがお笑いに還元されることもあるし、お笑いがその仕事に還元されることもある。どっちか1つじゃないから」って具体的なアドバイスもいただいたりして心強かったのはありますね。 今もごみ清掃の会社にはお世話になっているのですが、滝沢さんのアドバイスがきっかけで、それとは別に芸人だけの「お片付けブラザーズ」という団体を立ち上げました。 柴田:パワーポイントを使って講演やるのって、僕としてはピンネタに近い感覚なんですよ。コンビではネタを作ってなかったから、ごみ屋敷清掃芸人として考えている今がすごく楽しい。それも含めて滝沢さんに感謝しています。
■夢は海外遠征、若手をサポートしたい 落合:ただ、去年の『THE SECOND』でマシンガンズさんが準優勝したときは「そんなことある!?」って思いましたよ。ちょっとカッコよすぎるというか。 柴田:僕は「滝沢さんの背中を追いかけよう」と思っていたから、「もうネタやんなくていいんだ」って決め込んでいたんですよ。そしたら『THE SECOND』でボーンっていったじゃないですか。「ネタやんなきゃダメじゃん……」って思って(笑)。だから、今はちゃんとネタも作って頑張ってます。
落合:僕も滝沢さんの活躍にはめちゃくちゃ刺激受けてます。最近は、相方の牧野(太祐)がパスタを鼻からすすって口から出す「鼻パスタ」をやったり、芸が荒れてますけど(笑)。でも、もう1回修正して『THE SECOND』で結果残したいですね。 柴田:今年はありがたいことに本を出せたので、当面の目標は「お片付けブラザーズ」の仕事を軌道に乗せたいなと。住人の方々のインタビューを含めて、ごみ屋敷に関するデータを取ったうえで、再発防止に向けて市区町村にアプローチできればと考えてます。