【「NMB48 14th Anniversary LIVE」特別連載 最終回】水田詩織、上西怜、小嶋花梨、川上千尋インタビュー
――今、夢中になっていること、はまっているものは? 水田詩織:体のことをもっと考えようと思っています。NMB48に入った頃はジャンクフードとかいっぱい食べていたり、主食がお菓子だったのですが、最近は肌の老化を少しずつ感じていて、食べ物の組み合わせの効果とか調べることにはまっています。 上西怜:私もしおりんと似ているんですけど、私は一番不健康な人で、夜遅くまで起きていて、次の日は夕方に起きるとか、お菓子もいっぱい食べたりしていたのですが、最近、家に帰ったらすぐお風呂に入って、23時半ごろにはベッドに入るという生活を始めました。まだ4日目ですが(笑)。 川上千尋:私はサスペンスドラマにハマっていまして、この2週間で6作ぐらい観ている気がします。 水田詩織:すごい! お薦めは? 川上千尋:お薦めは…迷うけど、『VIVANT』とか『MIU404』とか。サスペンスドラマに出るのが将来の夢になりました。 小嶋花梨:みんなの話を聞いた後にこれを言うのは嫌なんですけど(笑)、メガネを集めています。基本的に4つのメガネを使いまわしているのですが、8個以上は家にあると思います。ずっとメガネが好きではあったのですが、火がついた理由がありまして。占いに行った時に、占い師の方に「私はあなたのラッキーアイテムが見えます」と言われて。「初めての物が見えました。あなたはメガネです!」と。その時に「私のラッキーアイテムって、メガネなんだ!」と気づいてしまいました。 ――今だから言える、「過去のライブやイベントでこんなことやらかしちゃいました」。代表してお答えください。 水田詩織:ライブでマイクを持って出ることを忘れたことがあります。 上西怜:しかも私のお姉ちゃん(上西恵)の卒コンでやっちゃったんです。 水田詩織:そうなんです…。加入してすぐで、ライブ自体の経験もなく、早着替えに必死で。あれは本当に怒られたし、自分でも「終わった…」って思いました。 ――14年間、NMB48はいろんな名曲を歌ってきましたが、1番好きな曲を挙げてください。 川上千尋:『好きだ虫』です。センターだからというのもありますが、ファンの人が選んでくれたことが一番大きくて。コールも最近、どんどん声も増えている気がして、ライブで一緒に育っている感じがしてすごく嬉しいです。この曲ができたときはコロナ禍やったので、ファンの方の声が聞こえなかったのですが、その分、今、ライブで声が聞ける状況が嬉しくて、より好きになっています。 小嶋花梨:最近の好きな曲は『夏のDestination』です。グループで活動し始めてから、オタクをしていた期間とは違ってプライベートでNMB48の楽曲を聞く機会がなくなったんですね。お仕事モードになってしまったり、体が勝手に振付の動きをしちゃうから、あんまり聴かなくなったんです。でも、久しぶりにプレイリストに入れたのが『夏のDestination』で。NMB48の楽曲は、テンションが高かったり、逆にかっこいいよかったり、振り切った曲が多いのですが、『夏のDestination』はちょっと爽やかで、落ち着いた音色で。この曲のソロの歌割りを聴くのも好きなのかな。一人の歌声を聴く曲がNMB48にはないので、それもすごく新鮮で、聴きやすいのかなと思います。 水田詩織:私は『Done』です。NMB48の曲は『甘噛み姫」とか、『恋と愛のその間には』とかを聴いていて、その頃の曲は歌もパフォーマンスも好きなのですが、『Done』はザ・アイドルの感じの歌詞が特に好きです。 上西怜:私は『砂浜でピストル』です。めちゃめちゃかわいくて、歌詞も歌声も大好きで、いつかやりたいと思っていたのですが、難波鉄砲隊の楽曲は結構フレッシュなメンバーがやることが多くて、今か今かとずっと待っているうちに難波鉄砲隊に選ばれるほどフレッシュではなくなってしまったので、「あ~、やりたかったな~」と思っています。 ――14年前、何をしていましたか? 小嶋花梨:小学校5年生で、学級委員をしていました。運動会の「始めの言葉」とかを言うのも大好きなでしたね。小学生の頃は今よりもアクティブで、男子のケンカを止めていました(笑)。自分よりも20センチくらいデカい男子たちの間に入って、「ケンカはやめて!」って。「私のために!」くらいの勢いで止めていましたね。男の子たちのケンカにもビビらず止めに入って、すごく正義感の強い子供でした。 川上千尋:小6でした。卒業してもみんなと同じ中学に行くのであんまり寂しくないなって思っていたのですが、「卒業式」というワードに無理やり感極まらせて、卒業式でほろりと涙するみたいな女子をやっていました(笑)。それで「なんでお前、泣いてるん?」みたいなことを言われて、みんなに笑われるのが好きだった気がします。 水田詩織:小6で、さっきのたった一人の友達とちょっと離れた公園の掃除を勝手にしていました。 上西怜:私は9歳、小学3年生でした。その頃は、結構一人で遊ぶことが多くて、学校でちょうど一輪車が流行っていた時は、負けず嫌いが出て、みんなよりいち早くできるようになって自慢しようと思って、一人でめっちゃ練習して、ケガだらけになっていました。男の子みたいな遊びをするのが好きだったので、一人でSASUKEごっこもしたり(笑)。森っぽい大きい公園とか行って、人がいない時にSASUKE走りで走り回っていました。 ――まだ知られていない、自分のこだわりは? 川上千尋:自分にめっちゃ甘いなって思うのですが、自分はめっちゃ間違えるくせに、人の立つ番号(舞台上の立ち位置)がめっちゃ気になります(笑)。0、1、2と横並びになっているのですが、その間に立つこともあって。0.5、0.25、0.75と細かく番号を振ってあるのですが、0.25と0.75の時は、前の列の人が0.75の位置にちゃんと立ってくれないと0.5番に立っている人と顔が被っちゃうので、そういう細かいポジションの時はめっちゃ言っちゃいます。それがこだわり(笑)。ただ、自分は「ここが0.75」だと思っても、人によってはもうちょい内側と思っていたりして、そういう解釈の違いもあるので、一生気になることだと思います。 上西怜:私は身長が低いので、どうやってスタイルをよく見せて、背を高く見せるかということにこだわっています。どんな靴でも一番高いインヒールを入れるのですが、身長が高い人が高いインヒールを入れていたら、めっちゃ怒りたくなります(笑)。 水田詩織:普段は暗めの服の色を着ることが多いので、見えないところだけはと思って明るい色の靴下をはいて気分を上げています。バックは真っ黒やけど、中はカラフルみたいな感じで真っ赤なポーチを使うとか、そういうことを意識しています。 小嶋花梨:私は匂いです。柔軟剤の香りにこだわりがあって、絶対に手放せない3つの匂いがあるんですよ。7年ぐらいずっと同じものを使い続けているので、NMB48のメンバーも「なんとなく小嶋花梨の匂い」というのが分かるみたいです。 ――今後の自分の目標は? 水田詩織:私はお猿さんがすごく好きなので、霊長類についての本を出したいです。ゴリラは私の人生を変えてくれた進化系のお猿さんでもあるので、一番大好きです。 上西怜:私は『S.Cawaii』さんでレギュラーモデルをさせていただいているので、女性の方にも私のことを知ってもらえるようになりたいです。 川上千尋:細かい夢はたくさんあるのですが、やっぱりお芝居をしていきたいですし、阪神タイガースのお仕事ももっと充実させたいなと思っています。あと、若いうちに写真集を出したいです。 小嶋・水田・上西:見たい!見たい! 小嶋花梨:私はどのお仕事も楽しいと思えることが自分の武器なのかなと、ちょっとずつ思っているので、どんなジャンルのお仕事も精一杯、取り組める人でありたいなと思っています。自分自身にこれというものがないのが弱いところでもあるのですが、どんなお仕事も全力でやらせていただきます! ――「NMB48 14th Anniversary LIVE」に向けて、意気込みをお願いします! 水田詩織:今いるメンバーで14周年のライブをできるのは今年だけですし、メンバーのやる気に満ち溢れたパワーを皆さんに届けられたらと思います。NMB48のライブを初めて見てくださる方も楽しめるものになると思いますし、いつも応援してくださる皆さんの期待以上のものをお届けできるようにしたいなと思います。 上西怜:14周年は15年目への大事なライブでもあると思いますし、そのライブで今回のシングルのセンターは花梨ちゃんということで、同期が周年ライブでセンターをするのも初めてなので、一緒の気持ちで支えられたらと思います。あと、2期生の先輩方と一緒にステージに立てるのが最後になるかもしれないので、ここで学んで、後輩たちにしっかり背中を見せられたらいいなと思います。今、NMB48は「大阪から世界へ」という目標に向けて、YouTubeの企画をしたり、来年の大阪・関西万博に向けていろいろな活動をしているので、そのスタートダッシュになるライブにできたらと思います。 小嶋花梨:今回は「15年目」というキーワードに重要なってくるのかなと思うので、「15年目のNMB48はこんな活動していくんだ」と、メンバーも未来に希望が持てるステージを一緒に作れたらなと思っています。同時に、「15年目のNMB48を見るのも楽しみだな」とファンの方にも期待してもらえるライブができたらと思います。 川上千尋:「This is NMB48」を見せられるのが今回の周年ライブでもあると思うので、集大成を見せつつ、今、みんなが言ってくれたように、このライブで未来への一歩を踏み出せたらいいなと思います。 取材・文:岩本 <公演情報> 「NMB48 14th Anniversary LIVE」 ▼10月8日(火)・9日(水) 18:30 オリックス劇場 指定席-9790円 女性エリア指定席-9790円 車椅子エリア指定席-9790円 同級生割引き指定席-4800円(1996年4月2日~2012年4月1日生まれの方) ※未就学児童は入場不可。