元世界3位ティーム 初戦敗退で現役引退、母国大会でキャリアに幕<男子テニス>
エルステ・バンク・オープン
男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は日本時間23日(現地22日)、シングルス1回戦が行われ、今大会での引退を表明しておりワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク318位のD・ティーム(オーストリア)は同42位のL・ダルデリ(イタリア)に6-7 (6-8), 2-6のストレートで敗れ初戦敗退となり、現役生活の幕を閉じた。 【動画】ティームが引退、現役生活最後のポイント 31歳のティームはツアー17勝をあげており、2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではA・ズベレフ(ドイツ)を下し四大大会制覇を成し遂げた。世界ランキングでは最高3位を記録している。 そのティームは、今年5月に母国オーストリアで行われる今大会での引退を表明。キャリア最後の大会として今大会に臨んだ。 22歳のダルデリとの顔合わせとなった1回戦の第1セット、ティームは第5ゲームでブレークポイントを握ると、最後はバックハンドのウィナーを決め先にブレークに成功する。しかし、第8ゲームでブレークバックを許すと、その後のタイブレークでは1度のセットポイントを握りながらこれをものにできず、接戦の末に先行される。 続く第2セット、徐々にショットの精度が落ちたティームはダルデリに2度のブレークを許しゲームカウント1-5と大きくリードされると、追いつくことはできず力尽き、現役生活最後の試合を終えた。 勝利したダルデリは2回戦で、第7シードのJ・ドレイパー(イギリス)とワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク141位の錦織圭の勝者と対戦する。
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