阪神・前川右京 心技体の『体』を鍛え直して名実ともにトラの顔に/契約更改、覚悟の誓い
シーズンオフの前川右京は、球団などのさまざまなイベントに引っ張りだこだ。大ブレークとはいかないまでも、将来性を感じさせる活躍を見せた1年だった。 【選手データ】前川右京 プロフィール・通算成績 「やっぱり試合に出れらなかったときは悔しいです。試合に出るために結果重視で頑張っていきたいと思っています」 プロ3年目を終えた契約交渉では2350万円増の3200万円(金額は推定)で更改した。昨年は一軍でプレーしたご褒美として自分で使用する香水を購入したが、今回は給料の使い道も堅実になったようだ。 「去年は自分へのご褒美でしたが、今年はしっかり貯金して、今後のために自己投資したいと考えています」 岡田彰布監督のもと「二番」「三番」「五番」「六番」の4パターンの打順で起用された。その中でもっとも出場機会が多かったのは「六番」の51試合だった。 積極的に打っていくポイントゲッターのイメージが強い。自身初の満塁本塁打を放つなど成長を見せた。だが本人は夏場に「下(半身)が動かなくなって振りにいったときにストップが利かなかった」と反省する。 116試合出場で打率.269、4本塁打、42打点。「スイングは今のままでいいと思っているんですが力感が変わってくる」とさらにボディー強化を図る。 「心技体の『体』を鍛え直さなくてはいけない。そして今まで以上の成績を残さないといけないと思っています」 来シーズンは名実ともにトラの顔になるチャンス到来といえるだろう。 写真=BBM
週刊ベースボール