もうすぐ登場「iOS 18」 あなたのiPhoneはインストール可能か?
アップルの大規模なiPhone向けソフトウェアアップデートが、日本時間2024年9月17日に一般にもリリースされる。そこで、最大の疑問は「自分のiPhoneで動作するのか」という点だが、朗報として多くの旧モデルでも互換性が確保されている。しかし、問題もある。アップルが発表した注目の新機能「Apple Intelligence」は、現行の2つのiPhoneだけでしか動作しないのだ。以下にその詳細を解説する。 2024年6月、ブルームバーグのマーク・ガーマンはiOS 18について「実際、エンジニアの中には、iOS史上最大の刷新だと評価している人もいる」と述べている。 すばらしい。そして、もし契約期間中であったり、他の理由でiPhone 16シリーズに機種変更できなくても、運が良ければなんとかなるかもしれない。互換性のあるモデルは、2018年に発売されたiPhone XSやiPhone XRまでさかのぼる。以下が対応モデルのリストだ。 ・iPhone XS/XS Max/XR ・iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max ・iPhone 12 mini/12/12 Pro/Pro Max ・iPhone 13 mini/13/13 Pro/13 Pro Max ・iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max ・iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max ・iPhone SE 第2世代/第3世代 このリストに見覚えがあるかもしれない。それもそのはず、iOS 17に対応していた機種と同じだからだ。今回は何もリストから外れていない。つまり、iPhoneがiOS 17を動作させることができれば、iOS 18でも問題なく動作する。 しかし通常、新しいソフトウェアリリースでは、一部の機能が古い機種に提供されないことがあるが、今回の大きな違いは「Apple Intelligence」だ。 ご存知のように、これはアップルのAI技術であり、CEOのティム・クックが最近のイベントで述べたように「人々の生活を変える」ことを目指していたものだ。文章作成の支援や、即時に生成される画像や絵文字、さらに強化されたSiriなどが含まれる。 しかし、iPhone 16シリーズ以外で「Apple Intelligence」を使えるのは、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxだけとなる。 とはいえ、Apple Intelligence以外にもiOS 18には魅力が多い。カスタマイズ性の向上、例えばボイスメモのリアルタイム文字起こし(学生が講義で使うには最適だ)、Androidユーザーとのメッセージ互換性の向上、便利なパスワード管理アプリなど、さまざまな新機能がある。それだけでも十分だと感じるかもしれない。どうしても「Apple Intelligence」を使いたいのに、iPhone 15 ProやPro Maxを持っていない場合には、iPhone 16シリーズへのアップグレードを行なう必要がある。
David Phelan