宇都宮市長選 6期目当選佐藤栄一氏 一夜明けて
とちぎテレビ
知事選と同じ日に投開票が行われた宇都宮市長選挙で、市政史上最も多い6回目の当選を決めた佐藤栄一氏も事務所で会見し、今回の選挙戦を振り返りました。 4人で争われた宇都宮市長選挙は自民党と公明党の推薦を受けた無所属の現職、佐藤栄一氏(63)が無所属の新人3人を破って6回目の当選を決めました。 今回の選挙の主な争点は5期20年の市政運営への評価と多選の是非、それに去年開業したLRTの延伸計画などで、佐藤氏は、市政の安定と継続が必要だと主張し次点となった新人に2万6千票を超える差をつけて再選を果たしました。 全国市長会によりますと現職の県庁所在地の市長で当選6回は全国で最も多く、宇都宮市政の歴史においても6選を決めた宇都宮市長は佐藤氏が初めてとなります。 佐藤栄一氏:「今までの4年間とは違うと感じる。多選批判あった中での勝利。慎重に丁寧に大胆に4年間仕事をしていきたい」 早速、取り組むべきものとしてLRTのJR宇都宮駅から西側への延伸計画を挙げ2030年の運行開始実現に向け次の任期中に一定の道筋をつけ「そのあとだれが市長になっても心配がないようにする」と述べました。 ただし、西側への延伸について反対意見や慎重な姿勢を示す候補に投じられた票が一定数あったことを踏まえ疑問点については議論を継続し賛成者にも丁寧な説明を続けていく考えを示しました。 また同じく公約に掲げていた市内5カ所へ整備する全天候型のプールについてはできるところから土地の買収などを進める方針です。 今回の投票率が前回を2.76ポイント下回る戦後2番目に低い38.31%に留まる結果を踏まえ、投票率を上げるために市として「興味を持ってもらえるような話題の提供なども意識的にやる必要があると感じた」と述べました。
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