西日に照らされ幻想的に、色とりどりのコスモスが満開 大阪・万博記念公園 花さんぽ
秋になるとコスモスの花を見に行きたくなるのはなぜだろう。吹田市の万博記念公園・自然文化園の「花の丘」でコスモスが満開を迎え連日、多くの人が訪れている。 キク科の一年草で、種をまいて育てるのが一般的。異常気象の中、同園では昨年と同じく約14万本が見事に開花した。花は定番のピンクや白に加え、黄、パステルイエロー、アプリコットピンクなど複数の色が楽しめるのも魅力のひとつ。 秋を感じながら花畑を歩いているといろんな人とすれ違う。わが子の撮影に奮闘する若い夫婦や母親、高価そうなカメラを抱えて腕を競い合うおじ様たち。また花より団子でベンチに座っておやつを楽しむご婦人の姿も。花だけでなく笑顔も満開だった。 コスモスは青空にも映えるが、同園は「幻想的な風景が楽しめる西日が射す時間帯もおすすめ」という。想像しただけでうっとりする。11月上旬まで見頃がつづく見込み。 花の丘ではコキアやミューレンベルギア、ソバの花も同時に楽しめる。(北村博子) ◇ 午前9時半~午後5時(入園は午後4時半まで)。10、11月は無休。大人260円。小中学生80円。11月4日まで「コスモス・コキアフェスタ」を開催。問い合わせは万博記念公園コールセンター(0120・1970・89)。