崖っぷちのソフトバンク・小久保監督、「もう負けられなくなったというだけ」第6戦エース有原に託す【日本S第5戦】
◇31日 SMBC日本シリーズ2024第5戦 ソフトバンク0―7DeNA（みずほペイペイドーム） ソフトバンクは本拠地で投打ともに、全くいいところを見せられなかった。打線は沈黙が続き、3試合続けて2番手以降の救援陣が失点を防げない。敵地2連勝でホームに戻りながら痛恨の3連敗。小久保監督は「短期決戦で敗戦を振り返っても仕方ない。3つ負けられるのが日本シリーズで、もう負けられなくなったというだけなんでね。ただお客さんには点が入らないと盛り上がらないので、申し訳なかったなというところです」。努めて冷静に語った。 レギュラーシーズンで12球団トップのチーム打率2割5分9厘を誇る打線がまたも機能しなかった。DeNA・ジャクソンが投げる150キロ台中盤の速球をなかなかヒットゾーンに運べない。2回2死一、二塁、3回1死二塁の得点機にあと一本が出ず、突破口が開けないまま。頼みの栗原、山川、近藤の強力クリーンアップも今シリーズ初めて無安打に抑えられ、第3戦の2回から26イニング連続無得点の惨状だ。 「まあ、もうやるだけですよ。もう負けられなくなりました。そういうことです」。味方打線の現状を踏まえれば、クライマックスシリーズ（CS）から勝負強さを見せるDeNA打線を抑えなければ、勝機は見いだせない。移動日を挟んだ第6戦で先発が有力なエース有原の投球にすべてを託す。
中日スポーツ
