前原誠司氏

　27日、衆院選の投開票が行われ、京都2区の前職・前原誠司氏（日本維新の会）が当選確実となった。 【写真】前原氏「維新合流に理解いただけた」 　前原さんは今回、公示直前に教育無償化を実現する会から維新へ合流した。2009年に民主党で政権交代を実現した後、希望の党への合流を決めたり、教育無償の会を結成したりと所属を替えてきたが、維新合流は「政治家としての最終コーナー」と覚悟の決断。すべては、自民に対抗できる政権交代の受け皿作りのためだった。 　その決断は約30年かけ築き上げた地盤に動揺を生んだ。長年パートナーだった連合京都の推薦は失い、後援会内の拒否反応も強かった。それでも、選挙中は「党を変えるのはそろそろやめてと言われる」と自ら切り出し、維新合流の意義を説明。決断への理解は広がり、手堅く11選を決めた。