北神圭朗氏

　27日、衆院選の投開票が行われ、京都4区の前職・北神圭朗氏（無所属）が当選確実となった。 【画像】衆院選、京都府内の投票率は? 　無所属ながら盤石の戦いで、2021年の前回に続き小選挙区勝利を収めた。 　民主党政権で首相補佐官を務め、17年の前々回は希望の党から立候補したが落選。政党への評価ではなく幅広い民意の受け皿になろうと、無所属で挑んだ前回、民主公認だった09年以来12年ぶりの勝利をつかんだ。この3年間、元秘書を京都市議選や亀岡市議選に立て、学区単位で後援会が立ち上がるなど、さらに足腰を強くしてきた。 　自民候補側からは今回も「無所属では何もできない」と攻勢を受けた。しかし、無所属でも国会で会派を結成して質問回数を増やし、仕事を重ねた自負がある。「政党政治は極めて重要だが、党に所属したからといって仕事ができるわけではない」。国防から地域の困り事解決まで、幅広く論じ、動き回る姿に有権者の信頼と共感が広がった。 　元自民幹事長、野中広務さんの強固な地盤で挑戦をはじめてから苦節22年。選挙では常に接戦を繰り広げてきたが、ついに確固たる勝利をつかみ取った。