【プレビュー】 やるか、やられるか。ホーム・国立でFC東京が浦和レッズを迎え撃つ| Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月3日に第6節を開催。国立競技場ではFC東京と浦和レッズが対戦する。
水曜日の国立競技場でFC東京と浦和レッズが激突する。連敗は許されないFC東京と今季初の連勝を狙う浦和。チーム状態に多少の差はあるが、似たようなサッカースタイルを掲げる両者が勝点3をめぐり火花を散らす。 ホームのFC東京は、今節・浦和戦を皮切りに、次節も鹿島アントラーズと国立競技場で対戦。さらにそのあとには東京ヴェルディとの東京ダービーや町田ゼルビアとの初対戦も控えている。その意味でもこの一戦は絶対に落とせないゲームとなる。 前節・川崎フロンターレ戦は、退場者を出した終盤に2失点を重ねるなど、不運な側面もあったが、0-3で完敗。宿敵との『多摩川クラシコ』を落とし、勢い付くことはできなかった。そこから中3日での今節は、まさに正念場。未だ負けなしの“ホーム・国立”で流れを逆転させる勝利をつかむかどうかは大きなターニングポイントになる。 すでに4ゴールと量産している荒木遼太郎に加え、そのほかに得点源が出てくれば、チームとしてさらに波に乗れるはず。ここまでまだノーゴールの仲川輝人や遠藤渓太とった両WGの選手に期待したい。 アウェイの浦和は、前節のアビスパ福岡戦で勝利し、ホーム初勝利を飾るなど、第2節からは2勝2分けと負けなし。チーム状態は上向きと言っていいだろう。ノルウェー人指揮官のペア・マティアス・ヘグモ監督のサッカーが浸透してきている様子である。 福岡戦では、どちらも新加入のチアゴ・サンタナと渡邊凌磨にゴールが生まれた意味も大きく、新戦力のフィットも順調なようだ。今節で連勝を果たせれば、さらに勢いに乗っていけるだろう。 その渡邊にとっては、今節は古巣戦にあたる。昨季まで3シーズン所属し、主力としてプレーしていたクラブとの対戦に気合いが入っていることは想像に難しくない。これまでどおり左SBでの起用が続くのであれば、仲川との対峙は必見。昨季は青赤で攻撃を引っ張っていた選手同士のマッチアップは激熱である。 やるか、やられるかの90分。局面の攻防を制したチームが勝点3を手にする。