4カ月半ぶりに復帰の宮川泰生がアシスト!名古屋がすみだに完封勝利。首位・町田も大阪を3-0で下し初優勝へ弾み【Fリーグ第21節|試合結果&順位】
12月1日から3日にかけ、Fリーグ2023-2024ディビジョン1の第21節が各地で6試合行われた。
名古屋は今季初のクリーンシートを達成
リーグ7連覇へ向けて、首位奪還を目指す名古屋オーシャンズはアウェイでフウガドールすみだと対戦。この試合、7月9日の第7節・シュライカー大阪戦で、選手生命を失いかけるほどの大怪我をした宮川泰生が4カ月半ぶりにメンバー入りを果たした。 先制点は開始3分に生まれた。名古屋の安藤良平が自陣右サイドでボールをカットし、カウンター攻撃を仕掛ける。ダルランがこぼれ球をコート中央で回収すると、左から駆け上がる清水和也にヒールで展開。清水が右足ダイレクトでゴール右隅へと流し込んだ。名古屋はその後、第1ピリオド7分にギレルマオが、13分に吉川智貴が追加点を挙げて点差を3に広げた。 そして第1ピリオド3分を切ったころ、ヘッドギアを装着した宮川がついにピッチへと戻ってきた。フィクソでプレーする宮川は、残り1分半に右奥でボールをキープするダルランからの落としをダイレクトで折り返し、最後はゴール前のギレルマオが右足で合わせてゴール。宮川が復帰早々にアシストを記録する活躍をし、4-0で第1ピリオドが終了した。 第2ピリオド、ホームラストゲームの田口元気がFKから直接ゴールを狙うなど反撃に遭うが、GKの篠田龍馬が好セーブを何度も繰り出し、ゴールを守り続ける。残り5分を切ったところでカウンターから吉川がダメ押しの追加点を決め、勝負は5-0で決着。宮川の復帰を今季初のクリーンシートで祝った。
礒貝飛那大が勝利を呼び込む2アシスト!
翌日、首位のペスカドーラ町田はアウェイの岸和田市総合体育館でシュライカー大阪と対戦した。第1ピリオドはシュートを16本放ちながらもゴールを割れず、スコアレスで試合を折り返した。 しかし先制ゴールは第2ピリオドがキックオフしてからわずか23秒後に生まれた。礒貝飛那大が左サイドを突破すると、逆サイドの倉科亮佑へ大きく展開。相手GKとの1対1を制した倉科のゴールで、町田が大阪のゴールをこじ開けた。 得点は22分にも生まれた。町田が敵陣左サイドでキックインの機会を得ると、右サイドの磯貝が強烈なボレーを放つ。シュートはゴール前の野村啓介に当たって入り、2-0とした。 その後、町田はゴール前での間接FKや大阪がパワープレーを仕掛けてくるなど、手に汗を握る展開となったが、ゴールを守り抜き、残り23秒にはジオヴァンニがパワープレー返しを沈めて3-0。敵地で貴重な勝ち点3を持ち帰ることに成功した。