根岸季衣、“覚醒”が話題のホラー映画で最強ばあちゃんに。放送禁止用語連発で大暴れ「これは楽しいぞ」
熱海での生活を満喫
私生活では1981年に、つかこうへい劇団の数々の舞台劇中歌の作詞や作曲を手がけた大津あきらさんと結婚。男児2人をもうけるが1997年に死別。2008年にブルースバンドのメンバー・宇賀啓祐さんと再婚。根岸季衣&ザ・ブルースロードのボーカルとしても活動。約6年前から熱海に移住。都内でのロケや撮影で朝早いときには都内に泊まっているという。 「今やっている『ビリー・エリオット』も穴をあけるわけにいかないから、危ないと思ったときはもう早めに泊まるようにしています」 ――健康状態を維持してコンスタントに続けてこられている秘訣は? 「もともと動くのは好きだったから、放っていても何かしら動いていたというのはあるかもしれないですよね。だいぶ最近動きにくくなりましたけど(笑)。 本当は食事とかも、もっと気をつけたほうがいいなと思うんですけどね。ライブをやっていたときはドレスを着なきゃいけないと思って、ドレスがダイエットになっていたんですけど、コロナでライブを解き放ってしまったらちょっとね。ドレスダイエットをしなくなったら、どんどん玉手箱を開けちゃったみたいな感じで(笑)。もくもくって煙が出て実年齢の体型になりつつありますね」 ――ライブの映像をちょっと拝見させていただいたのですが、色っぽくてカッコいいですね。 「普段そういう役が少ないので、ここぞとばかりにね(笑)。こういうライブのときは思いっきりやろうと思って、それを楽しんでいたんですよね。バンドもみんなずっと仲良くて、一緒にお酒を飲んだりはしているんですけど、コロナでお休みすることになって。 もう1回自分を奮い立たせるのは、ちょっと難しいかもしれないです。舞台も結構長丁場だし、やっぱりライブをやるのであれば、絶対に毎回新しいことをやりたいんですよね。そうすると新曲をやりたいって思うんだけど、英語の歌詞とかがなかなか頭に入ってこないんですよ。それを思うとね。 何か今までの持ち曲ばかりやるのは嫌だし、やっぱり新しいものをちゃんと見せたいなと思うと、ちょっと力足らずだな、今はって感じですね」 2024年1月には、元劇団員・長谷川康夫さんの書籍『つかこうへい正伝II 1982-1987 知られざる日々』(大和書房)の刊行と、紀伊國屋ホールの開場60周年を記念して「劇団つかこうへい事務所 一夜限りの大同窓会」が開催された。 根岸さんをはじめ、風間杜夫さん、平田満さん、岡本麗さん、石丸謙二郎さん、酒井敏也さん、井上加奈子さん、長谷川康夫さんといったそうそうたるメンバーが集結して話題に。 「今でも幸せなことにみんな仲良くて、何かと良く集まっているので、私たちにとっては実は全然一夜限りのことではないのです。 私たちの青春、走り抜けた20代を精魂込めて本に纏めてくれた長谷川康夫への感謝の気持ちでつか本パート2のイベントを盛り上げる助けになれればと集合した次第です」 今一番幸せだなと感じるのは、『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』の上演中に暗い舞台裏を歩いているときだという。「こんなことがやれているなんて幸せだなあって思います」と話す笑顔がステキ。パワフルでカッコいい!(津島令子) ヘアメイク:熊田美和子 スタイリスト:渋谷美喜
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