「地とうきび」4千本を掛け干し、熊本・高森町…ご飯にすり潰した粉混ぜる
熊本県高森町下切の農家で約4000本のトウモロコシが掛け干しされ、納屋の壁一面をオレンジ色に彩っている。
農業甲斐好夫さん(77)が約20年間続けている。今年は9月下旬、夫婦で高さ約3メートルの壁に1週間程度かけて作業した。
阿蘇地域では「地とうきび」と呼ばれる。昔は牛の飼料や保存食として作られていたが、現在は乾燥させ、すり潰した粉をご飯に混ぜて食べることが多いという。
11月中旬まで掛ける予定で、甲斐さんは「きれいなので、見て笑顔になってもらえれば最高です」と話していた。