ヤクルトが連敗ストップ 塩見泰隆がスタメン復帰で打線に活気 一回に速攻3得点!
(セ・リーグ、DeNA2―6ヤクルト、8回戦、4勝4敗、8日、横浜)帰ってきたリードオフマンが、燕打線を活気づけた。ヤクルト・塩見泰隆外野手(30)が4月27日の阪神戦(甲子園)以来、9試合ぶりにスタメンで出場。「1番・中堅」に名を連ねると、一回の第1打席に中前打を記録し、先制のホームを踏んだ。 カウント2-2から左腕の石田健が真ん中高めに投じた5球目をたたいた。持ち味の積極的なスイングで口火を切って打線がたたみかける。2番・丸山和が左翼線二塁打で続くと、3番・オスナが中前適時打、4番・村上が右前適時打で4連打。5番・サンタナは右飛に倒れたが、なお1死一、二塁から6番・長岡が中前適時打を放ち、一回に3得点した。 塩見は4月27日の阪神戦(甲子園)で初回先頭打者弾を放った直後に腰の違和感を訴えて交代。その後は代打や守備からの途中出場が続いた。5月3日の中日戦(神宮)では八回に代打で登場して守備にも就き、延長十一回にサヨナラ2ランをマーク。勝負強さも売りで、高津監督が「相手が嫌がる1番バッター」と表現するチームに不可欠な切り込み隊長だ。 試合前時点でチームはオスナが24打点、サンタナが打率・339でリーグトップ。村上も8本塁打で同トップタイ。ヤクルトが打撃の主要3部門を独占する中、頼もしい1番打者が戻ってきた。 チームは3―2と1点差に追い上げられたあとの六回、押し出し四球と犠飛(失策)で2点を加点した。攻撃の手を緩めず八回にはサンタナのソロで追加点。打線がつながり連敗を2で止めた。