若手キャストが監督に感謝の手紙「ビッグになる」映画『HAPPYEND』公開に全員でハグ!
一方、主演を務めた栗原は「すべてが初めての経験なので。新鮮な気持ちで臨むことができました。何より、この5人が撮影前からずっと接して、めちゃめちゃ仲良い状態で撮影に臨めたので、緊張もいい意味でほぐれたし、ストレスもなく、カメラも気にせずに、のびのびと演技ができたんじゃないかなと思います」と笑顔。同じく主演の日高も「僕も一緒で、ほとんどキャリアがない状態でワークショップを設けてもらったりと、いろいろな機会でみんなと触れあうことも多かったので、すごく役に入りやすかった。現場でも『カメラでかい!』『マイク近い!』なんて言いながら。本当に刺激的な現場でした」と晴れやかな顔で語った。
林以外のキャストはほぼ演技未経験となり、彼らのためにも、何度かワークショップを行ったという。空監督は「空想上だったり、想像上の設定なんですけど、自分らしく生きてくれと。本来はそういう状況を経験したことはないかもしれないし、そういうセリフを言ったこともないかもしれない。だけどそういう状況に、自分が置かれた時のことを想像したときに、どういう反応が出るのか、それをなるべくナチュラルにできるように……というように、練習をかなり積み重ねました」と振り返った。
そして、この日はキャスト陣から、空監督へ感謝の思いをつづった手紙をサプライズで送ることに。「まずはじめに、右も左もわからない僕たちを導いてくださって、この映画に出会わせてくださってありがとうございます。おかげでたくさんすてきな経験をさせていただいております」という書き出しから始まったその手紙は、「僕らは間違いなく素晴らしい俳優人生をスタートできたと思います。キャスティングの時にはじめてお会いしたとき、ニヤニヤしていましたが、あれは一目ぼれだったんだと最近知りました。この作品を通して、友情のはかなさや大切さ、また社会についての考え方などを通して、勉強させていただきました」と感謝の思いがつづられていた。