伊万里湾大花火 夜空彩る光のショーが観客魅了 3尺玉がフィナーレ飾る 23日夜
伊万里湾大花火(伊万里市、佐賀新聞社主催、Cygames特別協賛)が23日、伊万里港を観覧会場にして開かれた。普段は静かな湾内を舞台に光のショーが繰り広げられ、夜空を色鮮やかに染めて観客を魅了した。 午後7時、観客が見上げる空に大玉の花火がはじけて幕開け。それから11分間、湾内に大きな音を響かせながら、色とりどりの花々が咲いた。フィナーレを飾ったのは開花直径600メートルの3尺玉。辺りを圧する音とともに、金色の大輪が空いっぱいに広がった。 今年で7回目を迎える秋の恒例イベント。コロナ禍による無観客での開催を経て、昨年から再び伊万里港七ツ島地区南埠頭(ふとう)に観覧会場を設けた。インターネット配信でも打ち上げの様子を伝えた。 会場は露店やキッチンカー、佐賀県を舞台にした人気アニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」の物販店が並んでにぎわった。家族で来場した伊万里市大坪町の坂口小百合さん(31)は「この時期の花火は空気が澄んでとてもきれい。短い時間に凝縮されて上がるのが小さな子ども連れにはうれしく、存分に楽しめました」と話していた。(青木宏文)
青木宏文