業界に激震走る…!グッチを率いた“伝説的”デザイナーがヴァレンティノの新クリエイティブ・ディレクターに電撃就任
3月28日(現地時間)、アレッサンドロ・ミケーレがヴァレンティノの新クリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ファーストコレクションは今年9月、2025年春夏パリ・ファッションウィークで披露される予定だ。 【写真】今後どうなる?ヴァレンティノのピエールパオロ・ピッチョーリが退任…、感動を巻き起こしたアイコニックな瞬間をプレイバック アレッサンドロ・ミケーレは1994年、ローマの名門ファッションスクール「Accademia di Costume e di Moda」を卒業後、イタリア発のニットブランド「Les Copains」にてキャリアをスタート。その後、フェンディにてシルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディとカール・ラガーフェルドのもと、シニア・アクセサリー・デザイナーに就任し、レザー小物のデザインを担当した。
2002年にトム・フォード率いるグッチに移籍し、2015年1月にクリエイティブ・ディレクターに就任した。柄や色、素材をふんだんに使用したマキシマリストな世界観を展開し、ミケーレはそれまでのメゾンのイメージを大胆に一新。グッチ初のファインジュエリーラインやビューティーライン、そしてリストランテなどもローンチし、メゾンに大革命を起こした。さらに、日本発のドラえもんとのコラボや、バレンシアガとの衝撃的なクロスオーバーなどを発表し、ファッション業界のコラボレーションブームを牽引した。 そんなミケーレは2022年11月、グッチのクリエイティブ・ディレクターを辞任。その約1年半後、2024年4月2日付で彼はヴァレンティノの新クリエイティブ・ディレクターに就任する。2008年から16年間メゾンを率いたピエールパオロ・ピッチョーリからバトンを受け継ぐ彼は、ヴァレンティノにて初のオートクチュールコレクションも手掛けることになる。 ミケーレは声明で次のように述べた。 「信じられないほど光栄なことです。独特のエレガンスと洗練、そして究極の優雅さから構築されたメゾンの物語、そして『美』という言葉が刻まれたメゾン・ド・クチュールの一員となることに、計り知れない喜びと大きな責任を感じています」