ドライバーなどの長い番手ではスピン量の少なさをより実感できた

　パットのときも少し高めのコツっというしっかり目の打音がします。これはやはり「プロV1x」に近く、「プロV1」の柔らかい打感とは少し違いますね。 　飛距離性能ですが、僕が数ラウンド「レフトダッシュ」を使ってみた感想としては、少し飛ぶ気がします。やはりスピンが少なくなることで、ランも含めた飛距離が伸びているんじゃないかと思いました。 　そしてアイアンがちょっと飛ぶ感覚もあります。ぎりぎりグリーンに乗れば良いかな、ぐらいの番手で打ってもしっかりとグリーンに届いているショットが何度もありました。ミドルアイアンより長めのクラブは少し飛ぶ気がしました。でもグリーン上ではちゃんと止まってるんですよね。

シリーズでは一番スピンが少なく手応えがあるボール

　実はこの「レフトダッシュ」というボールはアメリカでは数年前から販売されていたのですが、今回日本でも正式に販売されることになったんです。 「プロV1」と「プロV1x」は2023年に現行モデルにリニューアルされましたが、実は「レフトダッシュ」はリニューアルされることなく継続販売されているんです。理由は現行の「レフトダッシュ」の完成度が高く、それを超えられる製品がまだできていないからなんですね。

アメリカでは数年前から販売されていた「プロV1xレフトダッシュ」。スピンが少なめで手応えのあるボールを求めているゴルファーにはぴったり

　ガッツリと「プロV1x レフトダッシュ」をコースで使ってみましたが、プロV1シリーズでは一番スピンが少なく手応えがあるボールだと思います。飛距離も少し飛ぶように思います（ゴルファーのタイプにもよりますが）。 　それでいてショートゲームでのスピン量はしっかりとあるので、ロングゲームでのスピン量と打感の好みで選べばいいんじゃないかと思います。僕はかなり気に入りました。 　今まではロングゲームのスピンの少なさで「プロV1」を使っていたのですが、打感が少し軟らかすぎて物足りなさを感じていたんです。なので、今回の「レフトダッシュ」はドンピシャ！　間違いなく僕のエースボールになると思います。僕と同じような感覚のあった人は、一度試してみるといいと思いますよ。